こんにちは、大橋です。
当社では数年前から農業残渣(アグリペレット、ミックスバイオマス)の
燃焼に対応したペレットストーブやペレットボイラーを研究開発しております。
そもそも我々の会社がある新潟県十日町市は
毎年3m近い積雪に見舞われる全国屈指の豪雪地帯であり、
屋根の雪下ろしや道路の除雪には
大変な危険と肉体的・経済的負担が伴うことで知られています。
反面、膨大な雪は大河信濃川の源流ともなるため、
大地を隅々まで潤して土地を肥やし、
ブランド米である魚沼産コシヒカリの産地としても名高いのですが、
雪に閉ざされる冬の農業収入が激減することが農家の悩みでした。
このためいつの頃からか安定した収入源となるきのこの栽培出荷が
当地の名物産業として興って来たのです。
現在ではこの栽培きのこも全国でも有数の産地となりましたが、
今度は出荷後に残るきのこの廃菌床(はいきんしょう。培地)の処分が
生産者の頭を悩ませるという状況を迎えているようです。
きのこの培地にはもともと広葉樹のおがくずや、コーンコブと呼ばれる
とうもろこしの芯が用いられることが多いため、これらを乾燥・破砕して
再度成形し直したペレットが燃料になれば様々な用途が生まれるかも
しれない…と気づいた何人かの方たちとスタートしたのがこの始まりです。
当社では数年後の実用化に向けて、日夜スタッフが知恵を絞り、
汗を流しております。
ご参考までに、世界各国ではこんなものまで燃料として使用する
試みが進んでいるようです…。
いなわらペレット
すすきペレット
アブラナペレット
アーモンドの殻
ヘーゼルナッツの殻
クルミの殻
ココナッツの殻
ぶどうの種
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